希望される性能等に適用できない環境や条件があります。 希望される性能を正しく発揮させるため、
あらかじめ下記の事情をご考慮の上、 検討を賜りますようお願い申し上げます。
◆弊社が施工できる床下地は原則、規定の強度を有したコンクリート (モルタル) 面に限ります。
低強度のポリマーセメントや、 シンダーコンクリートやセルフレベリング材の上には施工出来ません。
水性系の防塵塗装の上に施工する場合は完全に撤去する必要があります。
◆下地コンクリートに防湿シートが施工されていない場合は水ブクレが生じやすくなります。
◆湿潤面への施工は本来の接着強度が得られず、 早期に剥離を起こします。
長い期間床をお使いになっていただくために、下地コンクリートの表面を
よく乾燥させてから施工する必要があります。
◆弊社が選定させていただく製品の中には複合的な耐久性・耐薬品性に特化した塗床材もあります。
美観性を優先する簡易的な製品もありますが、適正に施工された場合は、外観にかかわらず正常な
物性と耐久性を有します。
◆選定する塗材は、基本的には直射日光を受けると著しく変色しますので屋外や
直射日光が当たる場所の施工はお勧めできません。また、室内の蛍光灯下でも徐々に変色·退色します。
(その際は、黄変防止用トップコートもありますのでご相談ください。)
◆下地コンクリート面にクラックが発生したり、荷重に耐えかねて座屈した場合は、
仕上材である塗床材も共にクラックが発生したり、 割れが生じます。
◆改修工事時、既在の床材を完全に撤去してから施工を行う場合は床レベルが崩れるため、
完全にフラットな仕上げにはならない可能性があります。
◆正常な強度発現を短時間で確保するために、 空調機器を稼働させていただくことがあります。
◆コンクリートの打設後 5日以降であれば施工できる表面処理材があります。
コンクリートは目安で打設後夏場3週間以上、冬場4週間以上の乾燥養生期間が必要になります。
限られた日数の中で最適な方法を選定し施工します。