工場の床に適した塗床の厚さは?薄膜・厚膜の大きな違いは耐久性!

 

皆さんこんにちは。

大阪府東大阪市に拠点を置き、関西圏を中心に塗床工事を手がけている株式会社テンマです。


工場の床に塗床をすると、美観の向上や耐久性のアップなど、さまざまな効果が得られます。しかし、たとえ塗床に適した塗料を選んでも、塗膜の厚さを間違えてしまうと、十分な効果を発揮できなくなってしまうのです。今回は、工場床の塗膜の厚さによる違いや、適切な選び方をご紹介します。




■用途によって適切な塗膜の厚さは変わってくる



塗床は塗膜の厚さによって、「薄膜」と「厚膜」の2種類に大きく分けられます。


薄膜は、塗膜の厚さが0.2mm以下になるように、ローラーで薄く塗られたものです。それ以上厚く塗ると、固まらず硬化不良を起こしてしまいます。ただ、薄膜で施工された床には、ホコリが立ちにくい防塵性能があり、仕上がりが美しいという特徴があります。


また、厚膜に比べてコストもグッと抑えられます。その反面、耐久性はあまり高くないので、フォークリフトやトラックが出入りするような工場には向いていません。重いものを運ぶ予定がなく、意匠性や防塵性能があれば十分な場合に適しているでしょう。


一方、塗膜の厚さが0.8mm以上になるようにコテで塗装されたものを厚膜と呼びます。高い耐久性が魅力的ですが、塗料を多く使う分、薄膜に比べてコストがかかるのがデメリットです。とはいえ、工場においては耐久性が優先されやすいため、クリーンルームや製薬工場、自動車整備工場に厨房など、多くの工場床で厚膜が採用されています。




■工場床には厚膜がおすすめ!決め手は耐久性にあり



工場では厚膜の塗床が採用されやすいということで、厚膜の特徴をもう少し深掘りしましょう。厚膜の塗り床は耐久性の高さが魅力ですが、具体的には「耐衝撃性」「耐摩耗性」「耐酸性・耐薬品性」が優れています。


重いものを取り扱ったり、フォークリフトや運搬車が走ったりする自動車工場や食品工場では、厚膜床が持つ耐衝撃性や耐摩耗性が効果を発揮するでしょう。また、酸性物質や薬品を多用する工場なら、「耐酸性・耐薬品性」の厚膜塗床が必要です。


なお、薄膜にも防塵効果はありますが、厚膜の方が薄膜に比べて塗装時に発生するピンホール(小さな穴)の出現が少なくなります。そのため、厚膜は薄膜よりも防塵効果に優れるのです。工場の中でも特に清潔な環境が求められる製薬会社や食品工場には、厚膜の防塵効果が欠かせません。


さらに、重量のある機械や荷物が頻繁に行き交う工場では、床に大きな凹凸ができやすいものです。厚膜なら凹凸がある床の場合でも、塗床の膜の厚さをうまく調整し、仕上がりをより平坦に近づけられます。




■塗床のポイントは厚さ以外にもある!業者との入念な相談が重要



厚膜の塗床には多くのメリットがありますが、だからといってすべての工場の床をとにかく厚く塗ればいいわけではありません。工場の種類や環境に合わせて、ベストな厚みを設定する必要があります。


また、塗装の厚さだけでなく、塗料の選択も重要です。もちろん、お客様からすれば、コスト面も気になるポイントでしょう。工場の塗床をする際には、しっかりとした知識と経験を持った専門業者に現地調査を行ってもらい、入念に相談した上で施工を進めてもらうのがおすすめです。



株式会社テンマは、40年以上にわたり精密機器工場、化学工場、食品工場、自動車工場など、さまざまな種類の工場の塗床を手掛けてきました。これまでの施工から得た知識と経験に基づき、現場ごとに最適な施工プランをご提案いたします。グレーチングのメンテナンスや入れ替えも一緒に対応できますので、ぜひお気軽にご相談ください。