工場の安全対策ではラインテープが重要!役割や選び方のポイントを紹介

皆さんこんにちは。

大阪府東大阪市に拠点を置き、関西圏を中心に塗床工事を手がけている株式会社テンマです。


皆さんは、工場の床にさまざまな色のテープが貼られているのを見たことはありませんか?これは「ラインテープ」といい、工場の安全対策や業務の効率化において重要な役割を果たしています。もちろん、どんなテープでもいいわけではなく、工場の床に貼るのに相応しい性能を備えていなければなりません。ここでは、工場のラインテープの役割や、テープを選ぶ際のポイントをご紹介します。




■工場のラインテープは何のために必要なの?

工場のラインテープの役割はいくつもあります。まず安全対策として、通路やパレット置き場、危険な箇所などをわかりやすく示すこと。通行していい場所や注意が必要な場所が一目でわかるため、機械が稼働しフォークリフトが行き交う工場内でも安全性が高まります。


また、作業工程や使用する機材・工具・備品・資料などの保管場所をわかりやすく示すのも大切な役割です。どこでどんな作業をしているのか、何がどこに置かれているのかといったことが簡単にわかるようになるため、業務の効率化に役立ちます。部品の取り違えによるトラブルなども防げるでしょう。




■工場のラインテープの選び方



工場の床に貼るラインテープは、いろいろなポイントに注目して選ぶ必要があります。主なポイントは色や幅、厚み、粘着力、そして使う場所などです。


たとえば、工場では重い台車やフォークリフトなどが頻繁に行き来し、水・熱・薬品などにもさらされます。このような状況下でも耐えられるよう、厚さ1mm以上の厚手のテープがおすすめです。ただ、1mmとはいえ段差が生じるため、厚いだけのテープだとつまずいてしまうおそれがあります。事故を防ぐためにも、両端が傾斜しているテーパー構造のテープが最適でしょう。


同様に、粘着力も高い方が長持ちします。特に駐車場などの屋外に貼る場合は、凸凹した場所にも貼れる粗面用の接着剤を使い、防水性能も備えた屋外用ラインテープがおすすめです。ただし、場所によっては改修やレイアウト変更に対応しやすいよう、剥がれやすい弱粘着テープが向いている場合もあります。用途に応じて使い分けてください。


さらに、工場のラインテープははっきり見えなければ意味がないため、視認性の高い幅広のテープ(100mm~150mm程度)が向いています。細いテープは、太いラインテープの補助線として使うのがおすすめです。その他、曲線を描きたい時は伸縮性の高いテープを、夜間通路や非常口の周辺では蓄光機能付きのテープが向いているでしょう。


なお、ラインテープは非常に多くの種類があるため、どれを使えばいいのか迷ってしまうこともあると思われます。テンマの取り扱い製品でおすすめなのは、ABC商会のラインテープです。ABC保護フィルムの機能により、耐久性や防汚性、糊残りのしにくさなどを兼ね備え、ライン変更時の施工も簡単に行えます。ぜひお試しください。




■剥がれるのが心配な方はラインズマンの塗料もおすすめ!



ラインテープはとても便利な道具ですが、床の上に貼り付けるという性質上、どれだけ粘着力が強くても剥がれてしまうことがあります。それを防ぎたい時は、「ラインズマン」という塗料でラインを引き、テープの代わりにするのがおすすめです。


ラインズマンは前述したABC商会の製品で、硬質床専用のライン塗料です。非常に強力な接着力を持ち、耐久力や防汚性も抜群。基本的に1回塗りで、古い床でも簡単かつ美しく塗ることができます。屋内・屋外を問わず使用でき、テープと違ってずれることもありません。工場や倉庫の床にラインを引きたい時は、最適の塗料といえるでしょう。


ただ、有機溶剤を使用しているため火気厳禁で、換気や臭気対策も必要であるなど、施工時の扱いには注意を要します。ラインズマンの施工をしたい時は、豊富な実績がある専門業者に相談しましょう。



株式会社テンマは、工場や商業施設、オフィスなどの塗床工事を専門とする会社です。40年以上にわたり、あらゆる工場での塗り床を手掛けてきました。


工場のラインテープ施工や塗床工事では、商材選定はもちろん貼り方も重要です。テンマはメーカー様からの認定をいただいており、施工方法などもメーカー様と話し合いながら決めるため、安心して施工をご依頼いただけます。どのような現場でもご要望に合わせて柔軟に対応いたしますので、工場の床にラインを引きたい時はぜひご相談ください。