皆さんこんにちは。
大阪府東大阪市に拠点を置き、関西圏を中心に塗床工事を手がけている株式会社テンマです。
工場の塗床管理を担当する方の中には、塗床工事の際に重ね塗りをしている方もいると思われます。しかし、重ね塗りでは本当に品質の高い塗床工事を行うことはできません。なぜなら塗床の品質の決め手となるのは、表面部分よりも「下地処理」だからです。ここでは下地処理の重要性や、行わなかった場合の影響について解説します。
■下地処理って何? どうして必要なの?
下地処理とは、塗床施工の前に既存の塗床材を撤去し、コンクリートの面を一度出してきれいにすることをいいます。目的は、密着性の高い下地を作り、塗膜の美しさや耐久性を高めることです。
工場の床は、車の走行による摩耗や湿気、熱、温度変化、油、薬品、洗剤などの影響によって日々劣化していきます。前回の施工から時間が経っていれば、塗膜の剥がれや凹凸、亀裂などが発生していることもあるでしょう。場合によっては、下地にダメージが及んでいることもあります。
このような状態の床に塗床材を重ね塗りしても、美しく耐久性の高い塗膜はできません。そのため、補修する場所を決めたらしっかりと下地処理を行い、健全な下地を作った上で塗床材を施工する必要があるのです。程度の差はありますが、新築時も同じように下地処理を行います。
基本的な方法としては、まずポリッシャーや研削機などを使い、古い塗膜や劣化した下地などを削り取ります。どこまで削るかは劣化の状況次第です。さらに樹脂モルタルや樹脂ペースト材、樹脂パテを下地の程度により塗布し、表面を平滑にします。こういった下地処理を丁寧に行ってこそ、高品質な塗床施工ができるのです。
■下地処理を行わないとどうなる?
下地処理を行わずに塗床材を重ね塗りしても、表面上はきれいに見えるかもしれません。しかし、劣化した塗膜や下地の上から塗床材を塗っても、多くの場合はそう遠くないうちに不具合が発生します。
よく発生するのは、塗膜の剥離やクラック(亀裂)、凹凸などです。特に下地が劣化している場合は、塗床材が硬化する時の収縮応力によって、古い塗装ごと剥離してしまうことがあります。あまり状態が悪いと、1週間も経たずに床面がめくれてしまうケースもあるほどです。
このような状態の床は、たとえ無理に使い続けても長持ちせず、短期間で再補修しなければなりません。短いスパンでの塗床工事は費用の負担が大きく、工事中の場所は使えなくなるため業務にも影響を与えます。多くの産業廃棄物が発生するので環境にもよくありません。生産性向上やコスト削減など、あらゆる意味で下地処理が重要だといえるでしょう。
なお、前述しましたように、下地処理をどこまで行うかは劣化の状況次第です。つまり、適切な下地処理を行うためには、現場の状態を正確に判断する必要があります。まずは経験豊富な専門業者に相談し、床の状態を見極めてもらうことが大切です。
■テンマはあらゆる床に適切な下地処理を行います!
株式会社テンマは、工場や商業施設、公共施設、オフィスなどの塗床や防水工事を専門とする会社です。昭和52年から40年以上にわたり、あらゆる現場での塗床を手掛けてきました。施工実績は2,500件以上を誇ります。
一部の業者は下地処理を行わずに施工することもあり、見積もりが安すぎる時などは気を付けなければなりません。しかしテンマでは、下地処理から床仕上げまで責任を持って行います。豊富な経験を活かしてあらゆる床に対応し、カッター・研磨・研削処理など適切な下地処理を実施。単なる修復にとどまらず、仕上げ材の性能を引き出す下地作りができるのが強みです。
さらに、ご予算や現場の環境に合わせた素材・工法選定や正確な施工が可能。メーカー様からの認定もいただいており、メーカー様と話し合いながら商材や施工方法を選ぶので安心です。丁寧で質の高い塗床工事を行いたい時は、ぜひお気軽にご相談ください。
施工事例はこちらです。
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