皆さんこんにちは。
大阪府東大阪市に拠点を置き、関西圏を中心に塗床工事を手がけている株式会社テンマです。
今年も寒くなり、本格的な冬が近づいてきました。この季節の嫌なものといえば、ドアノブなどに触れた瞬間に「バチッ」とくる静電気です。静電気はただ痛いだけでなく、工場においてさまざまなトラブルを引き起こすため、しっかり対策しなければなりません。
そこでおすすめなのが、「帯電防止塗料」による塗床施工です。ここでは工場で発生する静電気トラブルや、帯電防止塗床の特徴をご紹介します。
■工場で起こる静電気トラブルとは?
工場では、静電気が原因でさまざまなトラブルが発生します。主なトラブルの内容を確認しておきましょう。
・ホコリやゴミの付着
静電気が発生すると、ホコリやゴミが製品や機械に付着し、衛生環境の悪化や製品の品質低下を招きます。一度付着したホコリやゴミを取り除くのは簡単ではありません。
・静電破壊
静電気は弱くても立派な電気であり、放電によって機械を破壊する可能性があります。特に半導体などの精密機器にとっては大敵です。
・塗装印刷不良
静電気は、紙の吸着やホコリ・ゴミの付着により、塗装や印刷にも悪影響をもたらします。塗装や印刷にムラ・ズレ・ブツブツなどが発生していたら、静電気が原因かもしれません。
・生産効率の低下
静電気は、生産設備にフィルムを付着させて詰まらせたり、ノイズを発生させて機械を誤作動させたりすることがあります。こういったトラブルは生産効率を低下させ、時には機械を故障させてしまうでしょう。
・火災、爆発
静電気は、可燃性ガスに引火することによる火災・爆発や、粉塵爆発を引き起こすリスクがあります。最も避けなければならない、非常に危険なトラブルです。
■静電気対策には、帯電防止塗料が有効です!
実は、静電気が「バチッ」と放電した時の電圧は意外と高く、何と約3000Vもあります。一般的な家庭用のコンセントは100V~200Vですから、15倍~30倍もあるわけです。静電気を帯びた体で、うっかり精密機器に触れて放電したりすれば、確実に破壊してしまうでしょう。
静電気トラブルの多くは人体を介して発生するため、特に電子部品などを扱う工場においては、事故防止のために人体帯電圧(人体が帯びる電気の電圧)を100V以下にする必要があります。この際、重要なポイントとなるのが床面です。床面は人体と常に接触していますから、しっかりと静電気対策をしなければなりません。
そこでおすすめなのが、「帯電防止塗床」の施工です。帯電防止塗床は、導電顔料を含む帯電防止塗料を使って施工するので、歩行等による静電気の発生を抑えてくれます。さらに、塗膜の下の銅板がアースに接続されているため、床面の静電気を逃がして蓄積を防ぐことができるのです。
帯電防止塗床は精密機械の生産工場をはじめ、OAルームや病院の手術室など、帯電すると危険な場所の塗床施工によく用いられます。それ以外の場所でも、静電気によるトラブルを防ぎたい時は、帯電防止塗床を施工するのがおすすめです。
■おすすめの帯電防止塗料「ケミコンダクトRE」
帯電防止塗料は、いろいろなメーカーから発売されています。その中でもテンマがおすすめしているのが、ABC商会の「ケミコンダクトRE」です。
ケミコンダクトREはエポキシ樹脂系の帯電防止塗床材で、施工後の人体帯電圧は20V以下と、静電気トラブル防止に高い効果を発揮します。耐摩耗性や耐薬品性、耐衝撃性、耐久性にも優れており、大きな負荷のかかる工場の塗床材としては最適です。
また、その耐久性や耐磨耗性の高さにより、一般的な塗り床材と比較すると、ランニングコストを1/5以下に削減することができます。さらに、つなぎ目ができないため衛生的で、消防法対応の難燃性も備えているなど、非常に高性能です。
もちろん、塗床材の性能を最大限に発揮させるためには、手順を守り丁寧に施工する必要があります。工場の塗床工事は、経験豊富なテンマにお任せください!
株式会社テンマは、工場や商業施設、公共施設、オフィスなどの塗床や防水工事を専門とする会社です。昭和52年から40年以上にわたり、あらゆる現場での塗床を手掛けてきました。施工実績は2,500件以上を誇り、帯電防止塗料の施工経験も多数ございます。
豊富な実績に基づき、ご予算や現場の環境に合わせた素材・工法選定や正確な施工が可能。メーカー様からの認定もいただいており、メーカー様と話し合いながら商材や施工方法を選ぶので安心です。質の高い塗床工事と内装工事を一括で行いたい時は、ぜひお気軽にご相談ください。
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