皆さん、こんにちは。大阪府東大阪市を拠点に塗床工事を専門に行っている株式会社テンマです。弊社は、ペンキ屋さん、防水屋さんではなく、床のエキスパートとして全ての床に安心と安全をもたらす施工を行っています。
さて本日は、耐久性の高い塗床材についてのお話です。工場の床が劣化する原因を説明しながら、耐久性の高い塗床材を紹介します。また、株式会社テンマで行っている工場の床を長持ちさせる方法も説明するので、自社の工場の床が気になる場合は、ぜひ参考にしてください。
■工場の床が劣化する原因は?
なぜ工場の床が劣化するのか、塗装が剥がれたり変色したりするのか、原因を説明しましょう。
原因が分かると、自分たちで床の塗装の劣化を未然に防げる場合もあります。また、業者に適切な施工を行ってもらえるでしょう。そのため、原因究明は非常に大切な作業なのです。
・主な原因①
工場の床が劣化する原因①は、摩擦です。工場の床では、フォークリフトなどの搬送機器が頻繁に利用され、常に摩擦にさらされています。パレットやコンテなどの重量も加わります。
そのため、床が傷みやすく、劣化することがあるのです。
・主な原因②
工場の床が劣化する原因②は、熱水や衝撃です。
塗床の材質が合成樹脂だと、耐熱水性は40℃くらい。それほど高い温度ではありません。
そのような床に60℃~70℃以上の熱水を当てれば、当然傷みやすくなります。高温の熱水を扱う工場では、合成樹脂製床の劣化が急速に進むのです。
熱以外では、物理的な衝撃も床を劣化させたり剥がしたり割ったりする原因です。塗床には一定の耐久性がありますが、その耐久性以上の負荷がかかれば、耐えられなくなります。
その結果、割れにつながりやすくなります。台車を通したり、堅くとがっているものを落としたりするだけでも、床に割れが生じることがあるので、注意しなければいけません。
・主な原因③
工場の床が劣化する原因③は、殺菌洗浄による変色です。
工場によっては殺菌洗浄用に次亜塩素酸ナトリウムやアルコール系の薬剤を使用することがありますが、これらの薬剤が床劣化の原因になることがあります。長期間これらの薬剤が床に付着していると、褐色に変色することがあるのです。
変色を防ぐ為には、薬剤を使った殺菌洗浄後に水洗いしてください。被害をある程度防げます。
■耐久性の強い塗床材は?
工場の床は様々な原因により劣化しますが、劣化を少しでも抑えようと思ったら、耐久性の強い塗床剤を使用する必要があります。そこでいくつかそのような種類を紹介しましょう。
まず、水性硬質ウレタン樹脂。水性硬質ウレタン樹脂は120℃までの熱に耐えられ、油や水、薬品にも強くなっています。防滑性にも優れているので、転倒したとしても滑りにくく安全です。
重量物を運搬する車両走行にもしっかり耐え長持ち。AGVやフォークリフトが頻繁に往来する現場でも、長期にわたって平滑な床を維持します。
次は、MMA樹脂。水性硬質ウレタン樹脂の場合、零下で使用できないケースもありますが、MMA樹脂なら大丈夫。
MMA樹脂の高温に対する耐熱温度は70℃と、水性硬質ウレタン樹脂よりも劣りますが、零下に耐えるので工場の種類によってはこちらの方がおすすめです。また、洗浄剤や無機酸・有機酸・アルカリなどの薬品への耐性もあります。
水性硬質ウレタン樹脂やMMA樹脂の耐性では不十分な場合もあります。工場によって使う水の温度・薬品の種類・室温などが違うからです。
そこで取り上げたいのが変性ビニルエステル樹脂。この樹脂を仕上げに用いると、耐薬品性・耐熱性がより強化されます。
例えば、こんなケースで変性ビニルエステル樹脂が活躍します。工場内の機械を分解せずに行うCIP洗浄では、熱水による床割れが起きやすくなるのですが、変性ビニエルエステル樹脂で仕上げた床なら、耐熱性が大きく高まっているので、床割れリスクが低減するのです。スチーム洗浄による床掃除でも、変性ビニルエステル樹脂製の床なら、大丈夫です。
安全で耐久性の高い床材をお求めなら、変性ビニルエステル樹脂はおすすめの候補でしょう。
■工場の床を長持ちさせる方法
工場の床は少しでも長持ちさせるように使いたいところ。そこで長持ちのポイントを紹介しましょう。その後で、株式会社テンマが行っている方法もご案内します。
まず塗床材の下に水や油が入り込むと、床が剥がれやすくなるので、濡れた場合はすぐに拭き取るようにしましょう。
次に毎日きれいに掃除することは大事ですが、さらに定期的なメンテナンスも行ってください。小さな穴や傷が見つかったら、すぐに補修しましょう。微少の穴や傷からでも汚れや水が浸入すると、床劣化の原因になります。穴や傷が小さいうちなら、補修は簡単ですから、早めに対処するようにしてください。
通路と作業場などでゾーン分けするのもおすすめ。各ゾーンに適した塗床材を使用することで、劣化を防ぎやすくなり、長持ちしやすくなります。
続いて、株式会社テンマで行っている工場の床を長持ちさせる方法です。
テンマでは、これまでに紹介した塗床材の他、速硬化性、耐久性を持つ多くの商品を取り扱っております。それぞれのニーズや用途に合わせた商品の提案が可能です。
中には、硬化速度が飛びぬけて速い反面、施工に不具合が生じやすい難しい商品もありますが、テンマではこれまでの豊富な実績と経験を活かして、施工不良を起こさないように施工いたします。どうぞご安心ください。
株式会社テンマがお客様の床にできること
株式会社テンマは40年間にわたって、塗床を専門に行ってきた会社です。長年の経験に基づいて、確かな技術や知識、ノウハウを蓄積し、これまでにも工場、倉庫、病院、学校、 高齢者施設、ホテル、商業施設など全国様々な施設の床に適切なプランを提案し、施工をしてきました。
弊社では、皆様方の床がより安全に、より衛生的に。より美しくなるように努め、心から安心して仕事ができるような職場になるよう心がけています。
昨今は、安全管理、衛生管理などの面に世間から厳しい目が注がれています。ルールもより厳格になりました。そういった世の中の動きにフレキシブルに対応できるよう、弊社でもなお一層技術を磨き、知識を蓄え、「皆様の明日を守る」という強い気持ちを持って提案、施工させていただきます。
■まとめ
今回は、耐久性の高い塗床材の紹介をしました。
工場の床は様々な原因で劣化します。摩擦、重量、熱、衝撃。薬剤などが原因です。
工場の床が劣化し、剥がれたりめくれたり割れたりしたままの状態では、作業も進めにくくなるだけでなく、危険でもあります。
そのために、床の不具合に気がついたら、早急に補修しなければいけません。その際に利用ができる耐久性の高い塗床剤を紹介したので、ぜひ参考にしてください。
耐久性の高い塗床材で施工をし、大事に使えば、工場の床も長持ちします。株式会社テンマでもそのお手伝いをしますから、興味がある方はぜひご連絡ください。皆様の職場の床に合った提案をし、一生懸命施工させていただくので、出来栄えにはきっと満足していただけるでしょう。
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