長尺シートのデメリットとは?メリットも併せて解説  

皆さん、こんにちは。大阪府東大阪市を拠点に化学薬品系の工場をはじめ、食品工場や自動車工場、厨房、公園や駐車場など幅広い場所で塗床工事や防水工事、塗装工事などを行っている株式会社テンマです。当社は地域密着型になっていて、何かあったときは迅速に対応いたします。

さて本日は、長尺シートの説明をします。長尺シートとはなんなのか、張り替えのタイミング、メリット・デメリットはどうなっているのかなどについて紹介するので、生活に活かしていただければと幸いです。



■長尺シートとは?張り替えの目安も併せて解説



まずは、長尺シートとはどのようなものかを紹介しましょう。そのうえで、張り替えの目安も説明します。


画像引用元:施工事例「長尺シート改修工事」より


・長尺シートってどんなもの?

長尺シートがなんなのかご存じの方は少ないでしょう。普段の生活でも意識することはほとんどないはずです。しかし、長尺シートはマンションやアパート、公共施設、事務所、店舗など、人の出入りが多い共用部で重要な役割を果たしています。まず滑り止めの役割。長尺シートは表面に凹凸があるので滑りにくく、廊下、階段、エントランス、バルコニーなどで大切な役割を果たしています。次はクッションの役割。万が一転んでも、長尺シートのおかげで身体への衝撃を抑えられるようになっています。存在があまり知られていない長尺シートですが、意外に身近なところで活躍してくれています。長尺シートは手入れが簡単で、手間もあまり掛かりません。デザインが豊富で自由度も高いのが魅力です。


・長尺シートの張り替えタイミング

長尺シートを長く使っていると汚れたり劣化したりするので、張り替える必要があるのですが、そのタイミングを考えてみましょう。


①目視での表面汚れ

長尺シートを目視してみて、表面に汚れがあるときは張り替えのタイミングです。汚れが蓄積して黒ずみが発生すると、美観が損なわれます。また、美観が損なわれるだけでなく、防滑性能も低下し、滑りやすくなって危険ですから、張り替えるのにちょうどいい時期です。


②シートの剥がれ

長尺シートが剥がれてきたときも張り替えのタイミングです。長尺シートが剥がれると、そこから雨水が浸入し、躯体が傷むこともあります。長尺シートが使用される共用部分は多くの方が出入りする場所ですが、長尺シートが剥がれ老朽化したままにしておくと、転倒の危険も高まります。そうならないように、早めの張り替えが必要です。


③経年劣化

長尺シートの耐用年数、寿命は12~18年程度です。クッションフロアやフロアタイルの耐用年数は10年前後なので、それよりは長いですが、寿命を迎えたなと思ったら、張り替えをしなければいけません。耐用年数を迎えていなくても、上記のような表面汚れや剥がれが発生したら、張り替えをしましょう。



■長尺シートのメリット・デメリット



長尺シートを使うことで、どのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。


画像引用元:施工事例「現状復旧工事 長尺塩ビシート改修工事」より


・長尺シートのメリット

まず、長尺シートのメリットから解説します。いろいろなメリットがあります。


①耐久性がとても高い

長尺シートは非常に耐久性が高いです。床に多少重いものを落としても、傷つくことはありません。また、書類ロッカーやコピー機など重量のある什器を置いてもあまりへこみが生じません。丈夫なのです。熱や薬品、油にも強く、簡単には劣化しないでしょう。


②メンテナンスが手軽にできる

メンテナンスが手軽にできるのも長尺シートのメリットです。耐水性や防汚性も高く、汚れにくく汚れも落としやすいので、掃除もしやすいです。また、耐久性が高く、強度も強いので、メンテナンス回数が少なく済みます。長期間ワックスを掛けなくていいタイプ、ワックスそのものが必要ないタイプなどもあります。


③機能性に優れている

長尺シートは機能性にも優れています。防水性、耐薬性、耐油性、耐熱性などの機能があり、オフィスの様々な場所で使えます。


④デザイン性があり、自由度も高い

デザイン性があり、デザインの自由度も高いのが長尺シートです。表面の仕上げを変えるだけでも、床デザインも様々なイメージに変えられます。硬質な素材でもあり、本物のような木調や石調の質感を表現することもできます。フローリングのような木調や高級感の出る大理石調などのデザインもあり、お好きなデザインを選べるでしょう。


・長尺シートのデメリット

長尺シートは機能性も高く、いろいろなメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。確認してみましょう。


①コストが高い

長尺シートはDIY店舗では販売していません。そのためか、価格が高くなりやすいですし、施工に当たっても専門的な技術が必要なので、施工代も高くなります。全般的にコストが掛かりやすくなっています。クッションフロア(CFシート)に比べ、材質が硬く、重量も重いので、素人のDIYでは施工しにくいでしょう。長尺シートを張ろうと思ったら、購入から施工まで専門業者に任せるようにしてください。


②施工のために別途工事が必要な場合があり、完成まで時間がかかることがある

長尺シートの施工内容はシートを張ることだけではありません。下地(床面)を整える塗装工事や防水工事とセットで行う必要があるのです。これではじめて本来の防水性、耐薬性、耐油性、耐熱性などの機能を活かすことができます。ただ、このような施工過程を経ると、完成までに時間がかかりやすいです。しかし、耐久性や機能性を保持しながら確かな品質を発揮するためには基礎的な部分を疎かにはできません。株式会社テンマではそのようなお客様のご要望に「技術・柔軟さ」で的確に対応していきます。長尺シートをご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。


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■まとめ



今回は、長尺シートとはなんなのか、張り替えのタイミング、そのメリットとデメリットなどの解説をしました。長尺シートはマンションやアパート、公共施設、事務所、店舗などの共用部で滑り止めやクッションなどの役割を果たす大事なシートです。もし汚れたり劣化したりすれば本来の機能を発揮できませんから、張り替えの必要もあります。長尺シートにはデメリットはありますが、メリットの方が大きいので、必要に応じて手入れをして、長く使ってください。株式会社テンマは、昭和52年から創業45年で年間の施工実績は2,500件以上の豊富な実績を誇る会社です。その経験の中で培われた、確かな技術や知識、ノウハウを活かして、これまで工場、倉庫、病院、学校、 高齢者施設、ホテル、商業施設など、全国の様々な環境における床に対し、 最適なプランをご提案させていただき、現場を納めてきました。アウトガスの経験も豊富です。皆様の職場をより安全に、より衛生的に、より美しくなるようにきれいな床作りを目指します。これまでの経験から、工場の環境に合わせた商材選定や正確な施工が可能。メーカー様からの認定もいただいております。安心・安全の施工をいたしますから、ぜひお気軽にご相談ください。


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