乾燥による静電気トラブルから工場を守る為に。リスクと対策を解説。  

皆さん、こんにちは。大阪府東大阪市を拠点として化学薬品系の工場や食品工場、厨房、公園などの塗床工事を行っている株式会社テンマです。


工場などでよくあるトラブルとして、空気が乾燥してくる時期になると静電気が発生するというものがあります。静電気によるトラブルにはさまざまなものがありますが、工場などでは品質に影響してしまうケースもあります。


今回は、静電気によるトラブルやリスクについて詳しく解説します。また、静電気対策も紹介するので、感想による静電気の発生に悩んでいるなら、ぜひ参考にしてみてください。



■静電気によるトラブル・リスクとはどんなものがあるのか?



乾燥する時期になると静電気が発生してしまい、さまざまなトラブルやリスクが起きます。工場で取り扱っているものによっては、火災や爆発事故を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。


また、電子部品などであれば、故障してしまうこともあります。これらの現象を引き起こすのは、静電気が発生することによって起こる「力学現象によるトラブル」もしくは、「放電現象によるトラブル」です。ここでは、静電気による2種類のトラブルについて詳しくみていきましょう。


◆力学現象によるトラブル

力学とは、物体が動く力や変化の関係を研究する学問の一種です。放電現象によって「機能障害」や「生産障害」が起こることを、力学現象のトラブルといいます。ここでは、それぞれの現象について詳しく解説します。


●機能障害

機能障害とは、いわゆるダストの付着によるトラブルのことです。具体的には、ダストが付着することによって起こる接点不良や塗装ムラのことであり、機能面に障害が発生してしまうことです。


たとえば、検査機器のレンズにダストが付着してしまうと、機器本来の性能が発揮されなくなってしまいます。


また、塗装の際に塗装面にダストが付着することで起こる塗装ムラや、リレー接点にダストが付着することで起こる接点不良なども、機能障害の一種です。


●生産障害

生産障害とは製品の「生産」に障害が発生することであり、静電気によって部品詰まりや部品の排出ミスなどが起こることです。

具体的には、静電気によってワーク同士が付着することで、パーツフィーダーでの部品詰まりが起こってしまうことです。そのほかには、ワーク同士が付着してしまうことによる部品の排出ミスなども生産障害といえます。


◆放電現象によるトラブル

静電気によるトラブルは、力学現象によるもの以外に、放電現象によるトラブルがあります。たとえば、静電気による放電のために急激に電流が流れ、半導体回路内に損傷が発生することなどを指します。ここでは、放電現象によるトラブルについてみていきましょう。


●人体の帯電による回路の破壊

静電気は、物だけに発生するわけではありません。たとえば、人体が帯電した状態であれば、半導体回路のようなデバイスを触ることによって放電が発生する場合があります。


この現象を「人体帯電モデル」とよび、急激な放電が発生することによって回路に放電電流が流れ、結果として回路が破壊されてしまいます。


●マシンの帯電による回路の破壊

帯電しているのが人体ではなく半導体だった場合には、「マシンモデル」とよばれます。静電気はどこに突然発生するかわからず、帯電した状態の半導体も、気づかずにデバイスに触れさせてしまう可能性があります。


その際、急激な電流がデバイスへと流れ、回路が破壊されてしまうのも、静電気による放電現象トラブルです。


●デバイス帯電モデル

人体への帯電、半導体への帯電以外にも、デバイスが帯電してしまう場合があります。デバイスが帯電してしまったケースは「デバイス帯電モデル」とよばれていて、リードが接地されることで回路に電流が急激に流れてしまい、回路が破壊されてしまいます。


そもそも、人間が感じる帯電レベルは2,000V~3,000V以上程度です。そのため、まったく気づかないうちに帯電してしまっていたり、帯電しているデバイスを近づけたりしてしまう場合があります。


もし気づかないうちに静電気が溜まってしまっているとしたら、出火後の製品に問題があるとして、クレームにつながってしまうかもしれません。そのようなことがないように、しっかりとした対策が必要です。


とくに乾燥する季節の場合は、十分静電気対策を行って、「気づかないうちに放電してしまった」ということのないようにしてください。


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■静電気対策には、帯電防止塗料が有効です!


静電気対策におすすめなのは、帯電防止塗料です。歩くだけでも帯電してしまうケースのある工場な度は、製品の製造に支障がないように、静電気対策として帯電防止塗料を塗る必要があります。


もちろんほかにも方法があるかもしれませんが、静電気を侮ってはいけません。静電気が放電する際には、約3000Vもあるからです。家庭用コンセントが100V~200Vであることを考えれば、十分な脅威といえるでしょう。


事故や不要なトラブルを避けるためには、帯電防止塗床を施工するのがおすすめです。なぜなら、帯電防止塗床は、とくに静電気が多い精密機器などを生産している工場であれば重要といえるからです。


理由として挙げられるのは、精密機器の工場や病院の手術室などは、とくに静電気によるトラブルが起こってしまうのが懸念されているからです。また、帯電防止塗床は静電気を逃がして、放電によるトラブルを減らしてくれるのが特徴です。


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■おすすめの帯電防止塗料「ケミコンダクトRE」



静電気防止塗料はさまざまな種類がありますが、株式会社テンマではABC商会の「ケミコンダクトRE」を取り扱っています。


静電気防止塗料に関しては、耐摩耗性や耐薬品性、耐衝撃性、耐久性を重視する必要があり、それらの点に優れている塗料となっています。


そのため、エポキシ樹脂系の帯電防止塗床材なら、静電気のトラブルに高い効果が発揮でき、適切です。とくに耐久性や耐磨耗性は一般的な塗り床材と比較しても高いため、ランニングコストの削減につながります。


また、つなぎ目ができないため、衛生的です。そのほか、難燃性も備えているため、消防法にも引っ掛かりません。とはいえ、工場の塗床工事は、効果を最大限発揮するためにも、経験豊富で塗床工事を専門にしている株式会社テンマにお任せください。


豊富な経験とこれまでに積み重ねてきたノウハウをもとに、現場の環境に合わせた素材・工法選定や正確な施工をご予算に合わせて提案いたします。そのため、質の高い工事を希望しているなら、ぜひお気軽にご相談ください。


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■株式会社テンマでは事業再構築補助金を利用した施工も承っております。



株式会社テンマでは、中小企業の思い切った「事業再構築」へのチャレンジとして、静電気防止のための塗床工事も承っています。そのため、事業再構築補助金を活用した施工も可能なので、ぜひご相談ください。


■まとめ


本記事では、静電気によるトラブルや、静電気防止対策について詳しく解説しました。株式会社テンマは、昭和52年から創業45年で年間の施工実績は2,500件以上の豊富な実績を誇る会社です。


そのため、静電気防止対策のための塗床工事はお任せください。単に塗床工事ができるというだけでなく、アウトガス対策の経験も豊富です。


また、これまでの経験や知識を活かして、工場の環境に合わせた商材選定や正確な施工の提案も可能。メーカー様からの認定もあるため、安心して任せて頂けます。


工場以外にも保育園・幼稚園・病院・商業施設などでも施工経験があり、水溜りができないような透水性のある床やけが防止対策のための床、デザイン性のある床などもご相談に乗ることができます。


とくに冬場など乾燥する季節に静電気トラブルに悩まされているなら、ぜひ一度お問い合わせください。