皆さん、こんにちは。大阪府東大阪市に拠点を構え、塗床工事やアスファルト工事、コンクリート工事などを手掛ける「床のプロフェッショナル」株式会社テンマです。
日々の生産活動を支える大切な工場の床において、「夏になると床が浮き上がってくる」「塗膜が剥がれてボロボロになる」といったお悩みはありませんか?これらの現象は、単なる見た目の問題だけではなく、作業効率の低下や安全性への懸念、そして何より大切な製品品質にも悪影響を及ぼしかねません。
私たち株式会社テンマは、東大阪を拠点に、長年数多くの工場床の施工・メンテナンスに携わってきました。地域の気候特性や工場が抱える固有の課題を熟知しているからこそ、皆様の床トラブルの「正体」を見抜き、最適な解決策をご提案できます。
本記事では、夏場に多発する床の膨れ・剥離のメカニズムから、その「正体」、そして具体的な対策まで、専門業者の視点から徹底解説いたします。現在お困りの方はもちろん、将来的なトラブルを未然に防ぎたい東大阪の皆様、ぜひ最後までお読みください。
■工場の床に「膨れ」や「剥離」が発生するメカニズム

工場の床に発生する膨れや剥離は、さまざまな要因が複雑に絡み合って引き起こされます。とくに夏場に多発するのには明確な理由があり、そのメカニズムを理解することが適切な対策への第一歩となります。
◆工場床の膨れ・剥離が夏に多発する理由
工場床の膨れ・剥離が夏に多発する主な理由は、以下の3つです。
1. 温度変化による材料の熱膨張
コンクリート床面に施工されたエポキシ樹脂塗装やウレタン塗装は、温度変化によってコンクリートよりも大きく膨張し、両者の間に応力が発生します。夏場の工場内温度は40℃を超えることも珍しくなく、高温環境において応力が塗膜の接着力を上回ると、膨れや剥離が発生してしまいます。
2. 湿度の影響と水分の侵入
湿度が高いとコンクリート内部の水分が蒸発しにくく、水蒸気がコンクリート内部に滞留して塗膜との界面で圧力を生み出し、塗膜を押し上げることで膨れが発生します。また、梅雨から夏にかけての降雨でコンクリートのひび割れや継目から水分が侵入することも、膨れ・剥離を引き起こす要因になります。
3. 施工時の潜在的問題が表面化
夏以外の季節に施工された床材の下地処理不良や乾燥不足などの問題が、夏になって急に表面化する場合があります。これまで問題なく使用できていた床でも、温度や湿度の上昇によって突然トラブルが発生するケースも少なくありません。
◆業種別に見る膨れ・剥離の特徴
業種別の床の膨れ・剥離の特徴は、以下の通りです。
・食品工場
食品工場の床は頻繁に水洗いをするため、水分による影響を受けやすい環境です。また、加熱調理エリアでは局所的な高温によって、温度差による膨れが発生しやすくなります。食品工場の床は、抗菌性能だけでなく耐水性や耐熱性も求められます。
・化学工場
化学薬品の使用によって床材の化学的劣化が進行しやすいため、薬品による塗膜の軟化や膨潤が温度変化と相まって、膨れ・剥離を引き起こします。取り扱う薬品の種類に応じた耐薬品性をもつ床材の選定が求められます。
・自動車部品工場
重量物の移動や衝撃荷重が頻繁にかかるため、温度変化が組み合わさることで膨れ・剥離が発生しやすくなります。とくにプレス工場などでは、設備からの熱放射による局所的な高温で膨れが発生することがあります。
◆放置してはいけない!膨れ・剥離によるリスクとは?
床の膨れや剥離をそのまま放置してしまうと、重大なトラブルにつながる恐れがあります。たとえば異物混入や製品汚染の原因となる恐れもあり、食品工場や医薬工場では致命的な事故につながりかねません。また、つまずきによる労災事故や、台車やフォークリフトの走行に支障をきたす恐れもあり、大変危険です。
さらに放置をすると、床下への水分侵入による二次劣化や補修費用の増加にもつながり、大きな損失につながってしまいます。
工場の安全と衛生は、床から始まります。信頼と技術のテンマに、ぜひお任せください。
■“膨れ・剥離”を未然に防ぐ!東大阪の床専門業者 株式会社テンマによる徹底対策

床の膨れ・剥離によるリスクを回避し、工場の安全と生産性を守るためには、適切な対策が不可欠です。私たち株式会社テンマは、長年の経験とノウハウに基づき、施工地域の気候的な特徴も踏まえてお客様の工場環境に合わせた最適な対策をご提案します。
また、週末や夜間を利用した施工など、工場の稼働に影響しない迅速な対応も可能ですので、安心してお任せください。
◆既存床の診断と原因究明
まずは床の現状を正確に診断し、膨れや剥離の根本原因を特定することが重要です。年間2,500件以上の施工で培った経験をもとに、私たちは以下のような方法で徹底的に調査を行います。
【目視調査】
膨れ・剥離の状態や発生箇所、範囲などを詳細に確認します。
【打診調査】
ハンマーなどで床を叩き、音の違いで浮きや空洞の有無を確認します。
【水分測定】
専用の水分計でコンクリート内部や表面の水分含有量を測定します。高湿度の場合は、床下の防湿対策の必要性を判断します。
【引張強度試験】
既存の塗膜や下地との接着強度を測定し、剥離の原因が接着不良にあるのか、下地の問題にあるのかを判断します。
【環境調査】
工場内の温度・湿度変化、機械の稼働状況、使用薬品の種類などをヒアリングし、複合的な要因を洗い出します。
これらの調査結果に基づき、最適な補修・改修計画をご提案いたします。
◆根本原因に合わせた最適な工法のご提案
特定した原因に応じて、適切な工法をご提案します。たとえば、東大阪の気候的な特徴から考えられる床への影響と対策は、以下の通りです。
夏の高温による影響としては、たとえばコンクリート床の温度や水蒸気圧が上昇することで床材に浮き・膨れが生じる恐れがあるため、防湿シートや防水層を施工して床下からの水蒸気を遮断する対策を行います。
多湿環境による影響としては、床下や地盤からの水分供給による床材への影響が懸念されるため、コンクリートの十分な乾燥期間を確保し、仕上げ前に含水率をチェックするのも方法のひとつです。
また、都市部特有の集中豪雨については、床下の水分滞留に備えて排水計画を見直し、床下の換気や通気層を設けて湿気を逃がす対策が必要です。
・水分対策が必須の場合
水分対策が必要とされる場合は、高い防湿性能を持つ特殊なプライマーを下地に塗布し、下からの湿気の上昇を抑制するのが効果的です。東大阪の夏場は湿気が多いため、非常に有効な対策です。
また、床下に溜まった水蒸気を外部に排出する通気層を設ける工法もあります。水蒸気の圧力を逃がすことで膨れを抑制するため、地下からの湿気が多い工場や、地下室の床改修などで採用されています。さらに、床下に溜まった水蒸気を外部に排出するための脱気筒を設置するのも方法のひとつです。
・下地処理の徹底
脆弱な既存塗膜や浮いた部分を徹底的に除去し、健全な下地を露出させます。下地補修として、クラックや段差、欠損箇所をエポキシ樹脂モルタルなどで補修し、平滑で強固な下地を形成します。下地や床材の種類に応じて最適なプライマーを選定し、強力な接着力を確保するために規定量をムラなく塗布することも重要です。
・高性能床材の選定
耐摩耗性や耐衝撃性、耐薬品性に優れた床材を選定するのはもちろん、接着力が高く下地との一体性に優れた床材を選ぶと剥離のリスクを大幅に軽減できます。状況によっては、ある程度の水蒸気を透過させる透湿性のある床材を選定することで、水蒸気の蓄積を防ぐことが可能です。
エポキシ樹脂系床材は、強靭な塗膜を形成するのに加えて耐水性や耐薬品性、耐油性にも優れているため、多くの工場で採用されています。ウレタン樹脂系床材は衝撃吸収性に優れ、弾力性やひび割れ追従性も高いため、振動の多い場所やクラックが発生しやすい下地に適しています。
・確かな施工技術
熟練の技術者が、メーカーの指定する工法と手順を厳守し、丁寧に施工します。とくに、適切な塗布厚の確保や徹底した攪拌、適切な養生期間の確保は、床材の性能を最大限に引き出し長寿命化につながります。
■東大阪の工場の床トラブルは、地域密着の私たち株式会社テンマにお任せください!

夏に発生しやすい膨れ・剥離は、放置すれば労災事故や製品汚染につながり、大変危険です。株式会社テンマは、創業48年・年間2,500件以上の施工実績を誇る東大阪の専門業者として、床の膨れ・剥離の原因を正確に診断し、根本的な解決策をご提案します。
「床が少し浮いてきた」「夏になる前に点検してほしい」など、少しでも気になることがあれば、ぜひ一度私たちにご相談ください。問題が大きくなる前に、東大阪密着だからこそできる迅速な対応をお約束します。
その他、床についてのお悩みごとやお困りごとがありましたら、どんな些細なことでもぜひお気軽にお問い合わせください。

