工場の修繕に最適な塗床材選びのポイントは?修繕サインと施工方法を徹底解説  

参照:施工事例「食品製造工場塗床改修工事」より


皆さんこんにちは。大阪府東大阪市に拠点を置き、関西圏を中心に塗床工事を手がけている株式会社テンマです。


工場の修繕の際には、適切な塗床材を選ぶことが重要です。この記事では、工場の塗床材選びのポイントや修繕が必要になるサイン、実際の施工方法について解説します。作業の効率化や安全性の向上のためにも、ぜひ参考にしてみてください。



■ 工場の塗床材の選びに欠かせない4つのポイント



工場を修繕する際には、塗床材を慎重に選ぶことが重要です。工場の種類や修繕の目的に応じて適切な塗床材を選ぶことで、工場での作業効率や安全性を向上させることにつながります。ここでは工場の塗床材の選び方のポイントを4つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


1. 耐久性

工場の床は、重量物を置いたり重機を使用したりすることが多いため、耐久性の高い塗床材を選ぶ必要があります。耐久性に優れた塗床材を選べば床の寿命を延ばすことにつながり、修繕の頻度を減らすことにもつながるでしょう。


エポキシ樹脂系塗床材やウレタン樹脂系塗床材は耐久性や耐衝撃性、耐摩耗性に優れているため、長期間にわたって使用することが可能です。


2. 耐薬品性

薬品を扱う工場の場合は、耐薬品性に優れた塗床材を選ぶことが求められます。耐薬品性ではない床に薬品がこぼれてしまうと、床にダメージを与えてしまい、ひび割れや段差などが生じる恐れがあります。床の劣化が激しいと、人がつまずいたり台車の車輪が引っかかったりするなどして転倒のリスクもあるため、大変危険です。


ビニルエステル樹脂系塗床材やエポキシ樹脂系塗床材は、酸やアルカリ、溶剤などに対して強い耐性をもつため、薬品工場や化学工場での使用に適しています。耐薬品性に優れた塗床材を選ぶことで、床の劣化を防ぎ、長期間にわたり安全性を保つことにつながります。


3. 防滑性

作業員が安全に作業をするためには、塗床材の防滑性も重要です。床が滑りやすい状態では、作業中の転倒のリスクが高まり、大事故につながりかねません。防滑性に優れた塗床材は表面に特殊な加工が施されており、一般的な床に比べて滑りにくくなっています。食品工場や飲料工場のように液体を扱う工場については、とくに防滑性に優れた塗床材を選ぶようにしましょう。


4. メンテナンス性

床を良好な状態に保つためには、日常のメンテナンスが重要です。耐久性や耐水性、防汚性に優れたものなどメンテナンスの手間がかからない塗床材を選べば、日々の清掃や定期的なメンテナンスが楽になります。エポキシ樹脂系塗床材やウレタン樹脂系塗床材は汚れや傷がつきにくいため、メンテナンスの手間がかからず、長期的に床の状態を良好に保てます。


株式会社テンマでは、豊富な経験と実績でお客様のご要望に「最高品質」でお応えします。

ぜひお気軽にお問い合わせください。


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■工場の床を修繕するタイミング知らせるサイン



工場の床は、日々の使用や環境の影響によって少しずつ劣化していきます。以下の5つのサインのいずれかが見られる場合は、修繕が必要なタイミングであると考えられます。ぜひ注意してチェックするようにしましょう。


◆ひび割れや剥がれ

床のひび割れや剥がれは、床材が劣化しているサインといえます。ひび割れた部分や剥がれた部分が進行すると、床の耐久性が低下し、重機などを使用する際にさらに損傷が広がる恐れがあります。ひび割れや剥がれたすき間から液体が浸透すると、床材の内部までダメージが広がることもあるため、放置すると危険です。


◆以前よりも滑りやすい

もともと防滑性のある塗床材を使用していても、劣化とともに滑りやすくなっていくため、以前よりも滑りやすくなったと感じる場合は劣化のサインといえるでしょう。とくに液体や油などを使用する工場の場合は、床が滑りやすい状態では作業員が転倒する恐れがあるため大変危険です。


◆変色や色褪せ

床の色が変色したり色褪せたりしている場合は、劣化が進んでいるサインといえます。変色や色褪せは美観を損なうだけでなく、床の保護機能も低下している恐れがあるため、そのまま放置していると危険です。


◆異臭の発生

床から異臭が発生している場合は、薬品や油などが浸透している恐れがあります。耐薬品性が低下しているサインであると考えられるため、劣化が進んでいる状態であるといえるでしょう。


◆湿気や水たまり

床が湿っていたり水たまりができていたりする場合は、劣化が進んで防水性が低下している恐れがあります。防水性が低下した状態のまま放置してしまうと、床材が水分を吸収してしまい、より劣化が進行してしまいます。



■施工方法



工場の床を修繕する際は、一般的に次のような手順で施工します。それぞれの工程について解説していきます。


◆下地処理

まずは塗床材がしっかりと密着するように、下地処理を行います。床の表面の汚れやホコリをしっかりと取り除き、凹凸がある場合はパテやモルタルなどを使用して平らにし、塗床材が均一に塗布されるようにします。


◆プライマー塗布

下地が整ったら、下地の種類や塗床材に応じて適切なプライマーを選定します。プライマーとは、床面と塗床材の密着性を高める下塗り材のことです。ローラーや刷毛を使用して均一にプライマーを塗布し、十分に乾燥させます。


◆塗床材の塗布

プライマーが乾燥したら、塗床材を適切な割合で混合して均一な状態にし、ローラーやスプレーを使用して塗布します。必要に応じて複数回塗布し、厚みを出します。とくに耐久性が求められる場所では、複数回塗布して厚みを出していきます。


◆仕上げ

塗床材が乾燥したら、耐久性と美観の向上のために仕上げのコーティングを施します。防滑性や耐薬品性が必要な場合は、特殊なコーティングを使用するケースもあります。乾燥時間は使用する塗床材の種類や環境条件によって異なるため注意が必要です。


◆検査とメンテナンス

施工が完了したら、「均一に塗布されているか」「ひび割れや剥がれがないか」など、床の状態を検査し、問題があればその都度修正を行います。また、定期的なメンテナンスを行いながら床の状態を維持していきます。


株式会社テンマでは、塗床の品質を大きく左右する下地処理にこだわり、最高品質の塗床を追求しています。


関連記事:塗床工事の品質は下地処理で決まる!テンマは丁寧な下地処理にこだわります。



■まとめ



株式会社テンマは、昭和52年の創業以来、45年間の施工実績は2,500件以上と、豊富な実績を誇っています。弊社は床に特化した専門業者だからこそ、豊富な専門知識や経験が蓄積されています。これまでの経験からメーカー様からの認定もいただいており、工場の環境に合わせた商材選定や正確な施工が可能です。


また、テンマは塗床工事の専門業者ですので施工業者を仲介する必要がなく、一般の業者様に比べてリーズナブルな価格による施工をご提案することが可能です。お客様のご負担を少しでも減らし、ご期待に沿える努力を続けております。


床の剥がれや割れなどが気になっている方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、テンマでは、塗床工事以外にも内装・塗装・防水工事にも対応しております。どのような些細なことでも弊社の社員が丁寧にヒアリングさせていただき、ご要望に対して迅速に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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