皆さんこんにちは。
大阪府東大阪市を拠点に化学薬品系の工場をはじめ、食品工場や自動車工場、厨房、公園や駐車場など幅広い場所で塗床工事や防水工事、塗装工事などを行っている株式会社テンマです。当社は地域密着型になっていて、何かあったときは迅速に対応いたします。
寒い時期になるとついつい忘れがちですが、最近は気候変動の影響で、信じられないような大雨が降るようになりました。
台風やゲリラ豪雨はもとより、線状降水帯のような集中豪雨の発生により、全国各地でいたましい災害が発生しています。
そんな災害が起こった時にSNSなどでよく流れてくるのが、道路の冠水です。
道路の冠水は工場にとっては命取り。製造物が台無しになるだけでなく、電気事故を招いたり、高価な設備機器が故障するリスクがあります。また水が引いたとしても不衛生で、大々的なメンテナンスが必要となります。
そんな甚大な被害をもたらす冠水に効果的なのが、グレーチングの導入・更新です。
今回はなぜグレーチングに効果があるのか、その理由や特性を紹介します。
■なぜ工場には冠水対策が必要なのか
工場への浸水は事業に甚大な影響をもたらすため、その対策が需要です。冠水してしまった、では取り返しのつかない事態になるため、万が一大雨が降っても冠水のリスクを抑えられる対策をとりましょう。
ではそもそも、なぜ昨今は冠水が発生しやすいのか、その理由を解説します。
1 異常気象の増加
地球温暖化とともに異常気象による集中豪雨や台風が頻発し、それらに冠水被害が増加しています。特に工場地帯や都市部では、排水能力を超える雨量が短時間で降ることが多く、冠水リスクが高いことを認識しましょう。
2 都市化の影響
かつて土地といえば、土があり草が生えていたものですが、いまや都市化の影響でコンクリートやアスファルトで地面は舗装されています。人や車が移動しやすくなった反面、薄いが地中に浸透しにくくなりました。その結果、排水システムい負荷がかかり、冠水しやすくなっています。
3 インフラの老朽化
もともと水道整備・管理行政は厚生労働省の所管だったのですが、これが令和6年4月に国土交通省と環境省に移管されました。
理由の一つとして挙げられるのが、水道管などインフラ設備の老朽化です。水道設備の耐用年数は約40年とされていますが、そのほとんどが高度経済成長期に整備されたもの。耐用年数をはるかに超えて使用されている水道管が多々あり、耐震化も課題とされています。特に大阪は全国のなかでも水道管の老朽化が進んでいることが知られています。
排水設備や側溝がきちんと機能しない場合、冠水のリスクがいっそう高まってしまいます。
■なぜグレーチングの導入・更新が必要なのか
グレーチングは、一般的に道路の排水路にかける側溝のフタや、工場の操作歩道などに利用されています。硬質の格子状の構造材であるため排水性に優れ、また溝にフタをすることで安全に通行できるのがグレーチングのメリットです。
側溝に、鉄蓋やコンクリート蓋を使用していると開口面積が小さいために、一気に雨が降ると集水しきれず冠水する可能性が否めません。フタをグレーチングに変更すると、集水能力が高まるというメリットもあります。
ただし、すでにグレーチングを導入していても、その機能に問題があったり古かったりすると、冠水の原因を招いてしまいます。なぜグレーチングが問題になるのでしょう。
1 外構に使っている場合、詰まりが生じることがある
グレーチングの上に落ち葉やゴミなどが溜まると、雨水が排水口に流れこまず、道路上にたまって冠水の原因をつくってしまいます。
2 越流現象を起こすことがある
大量の雨水が一気に流れ込むと、グレーチングを通過しきれずに水が溢れ出す「越流現象」が発生することがあります。
3 排水能力の不足
排水溝やグレーチングがあっても、適したタイプでなかったり、設計が適切でなかったりすると、雨水を処理しきれずに冠水します。特に都市部は排水設備が古くなっていることが多いので、要注意です。
こうしたリスクに対応するためには、新たにグレーチングを設置することや、既存のグレーチングの設計が適切か、工場の床のプロに相談するのが得策です。必要に応じてグレーチングの種類を改善すると、越流対策を講じることも可能です。
「テンマ」なら場所や状態に合わせた最適な施工で床を補強、修復いたします。
■冠水対策ができるグレーチングにはこんなタイプがある
グレーチングにはいくつかのタイプがありますが、冠水対策に有効な性能をもつものを紹介します。
・防水型グレーチング
道路が冠水したとしても、水がグレーチングから洞道に流れ込んで水が溜まるのを防ぎます。浸水防止グレーチング、という名前で出ているタイプもあります。
・越流抑制グレーチング
水量が速くて多いと、水が桝内に落下せずに桝を超えて流れる「越流」が発生します。これに対してガイドスロープを採用し、「越流」を最小限に抑えるタイプです。
ほか、落葉の堆積に対しても排水性を維持するタイプや、グレーチングの排水機能をオーバーしても立ち上がり部分で排水できる構造をもったタイプなどもあります。
■冠水による工場稼働への影響を最小限に抑えるために
~工場内の床、排水溝、グレーチングの一括施工はテンマまで!得られるメリットを紹介~
参照:施工事例「グレーチング入れ替え工事」より
工場の床には特殊な機能が求められるので、冠水に備えたグレーチングの導入・改修は、工場の床のプロフェッショナルに依頼するのがおすすめです。
テンマは数多くの工場の床を施工しており、グレーチングの設置・改修も実績が豊富。テンマが手掛けると、以下のようなメリットがあります。
1 ワンストップによるコスト削減
テンマは床、溝、グレーチングの施工を一括で行うため、複数の業者に依頼する必要がありません。ワンストップで行うため、初期費用や中間マージンを削減できます。
2 施工の効率化
ワンストップの一括施工により、施工スケジュール管理が容易になり、工期短縮が可能です。床を施工している間は工場の稼働を停止しなければならないこともありますが、短期間で高精度の施工ができると、タイムロスを最小限に抑えることが可能です。
3 高い専門性を必要とする工場の施工経験が豊富
テンマは食品工場や薬品工場など、特殊な環境での施工経験が豊富です。各現場のニーズに合わせた最適な施工方法の提案に定常があります。
4 安全性と衛生管理
工場には安全性と衛生管理が重要。テンマなら、滑りにくいグレーチングや耐薬品性の高い床材の組み合わせに長けているので、冠水対策はもとより、ふだんの作業環境の安全性の確保もお任せください。
5 アフターサービス
テンマは、施工後の迅速なメンテナンスやアフターの対応にも定評があります。いかに品質の高い材料を使って精度高く施工しても、必ず経年劣化は起こります。したがって業者選びにあたっては、この先、長く付き合えるというのもポイントです。創業45年を誇るテンマは業績も安定しているため、今後の長いお付き合いもお約束いたします。
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■株式会社テンマは丁寧な現地調査により適切な施工、材料の選定でご希望を叶えます
安定した工場の業績をキープするためには、頻発する災害への備えも重要です。
さらに依頼する際は、一括施工によるコスト削減と効率的な施工、安全で衛生的な作業環境の実現できる、工場の床のプロフェッショナルに相談するのがおすすめです。
株式会社テンマは、昭和52年から創業45年で年間の施工実績は2,500件以上の豊富な実績を誇る会社です。
その経験の中で培われた、確かな技術や知識、ノウハウを活かして、これまで工場、倉庫、病院、学校、 高齢者施設、ホテル、商業施設など、さまざまな環境における床に対し、 最適なプランをご提案させていただき、数多のニーズに応えてまいりました。
皆様の職場をより安全に、より衛生的に、より美しくする床づくりには定評があります。豊富なノウハウに基づき、工場の環境に合わせた商材選定や正確な施工が可能。メーカー様からの認定もいただいております。安心・安全の施工をいたしますから、ぜひお気軽にご相談ください。