フォークリフトを使用する工場に最適な床と危険なサインを解説します。  

皆さん、こんにちは。大阪府東大阪市を拠点として化学薬品系の工場や食品工場、厨房、公園などの塗床工事を行っている株式会社テンマです。


工場の床は、日々の業務において多大な負荷がかかる重要な部分です。家庭でも「長く設置していたソファを移動させたら床が凹んでいた」ということはよくありますよね。それが工場となると、家庭とは比べ物にならないほどの重量の負荷が床にかかり続けているのです。


今回はフォークリフトを使用する工場に最適な床の種類や危険なサイン、不具合を放置してはいけない理由について解説します。


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■ フォークリフトを使用する工場に適した床とは



参照:施工事例「薬品工場 荷捌きエリア 塗床改修工事」より


フォークリフトを使用する工場には、一般的に「塗り床」という床材が適しているとされています。塗り床は水や油、薬品などにも強く、下地のコンクリートを保護し、耐久性を高める役割があります。また、簡単に掃除ができて衛生的という点もメリットのひとつです。


塗り床には主成分によって、「無機系」と「有機系」の2種類に分けられます。また、コテで塗るものを「厚膜タイプ」、ローラーで塗るものを「薄膜タイプ」といいます。


厚膜タイプは主にコテを使用して何層にも塗り重ねて厚みを出すため、仕上がりもきれいなのが特徴です。対して薄膜タイプはローラーで施工するタイプで、厚膜タイプに比べると工期が短く、経済性にも優れています。ただし、主に軽歩行箇所に適しているため、フォークリフトの使用には向きません。



■ 補修が必要となる危険なサイン



工場の床の補修が必要となるタイミングは、主に次の4つの症状が見られる場合です。


◆クラック(ひび割れ)がある


参照:施工事例「下地処理工事」より


床に「クラック」と呼ばれるひび割れの状態が生じている場合は、補修が必要なサインです。ひび割れた部分から水や油などが浸透すると、床の劣化を早める恐れがあります。また、ひび割れの部分につまずいて転倒事故を引き起こすこともあります。


◆欠けや穴がある



参照:施工事例「厨房 水性硬質ウレタン樹脂仕上げ(防滑)」より


塗り床に欠けや穴がある場合も、早めの補修が必要です。クラックと同様、欠けや穴の部分から水や油が浸透しやすいほか、欠けや穴の大きさによっては転倒の危険性がより増すでしょう。


◆段差が生じている


参照:施工事例「食品工場床改修工事(滑り防止強化対策)」より


床に段差が生じてしまっていると、フォークリフトが走行しにくく、作業効率が低下してしまう恐れがあります。転倒事故を引き起こしかねないため、早めに補修したほうがよいでしょう。


◆沈下している



参照:施工事例「リフト入替に伴う撤去及び土間コンクリート工事」より

※床の状態に合わせて補修、下地処理、塗床まで対応できます。


床が沈下してしまっているのは、建物の構造に問題まで発展する恐れがあります。


これらの症状が見られる場合は、早急に補修を行いましょう。

使用環境に合わせた最適な床の提案は「テンマ」までお問い合わせください。


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■工場の床の不具合を放置してはいけない理由



工場の床の不具合は、たとえ軽微なものだとしても放置するのは危険です。クラックや欠け、穴などは、そこから水や油、空気などが入り込んでしまい、どんどん劣化が進んでしまいます。内部にカビやサビが生じると、床の強度の低下や建物自体の劣化につながります。


また、クラックのなかでも建物の安全性に影響を与える可能性がある「構造クラック」は、大事故につながる恐れがあるため大変危険です。構造クラックは、気温の変化や経年劣化、地震や地盤沈下などが原因で生じるクラックで、幅0.3mm以上、深さ5mm以上のものをいいます。


構造クラックを放置してしまうと、床の崩壊や建物の損壊などの大事故を引き起こすこともあります。床の不具合は美観を損なうだけでなく安全性にも大きな影響を与えるため、放置せずに適切な補修を行いましょう。



■塗床による補修をご検討の際は「下地処理」に注目してください



工場の床塗装における下地処理とは、塗装をする前の床の状態を整え、良好な下地状況にすることを意味します。ここでは3つの処理についてそれぞれ解説します。


◆はつり処理

床における「はつり処理」とは、既存の塗膜やタイルなどを除去したり、削ったり、溝を作ったりする作業のことをいいます。一般的には下地処理の最初に行われます。


◆研削処理

研削処理とは、床研削機を使用して、床の表面に残っている古い塗膜や下地などを削る作業のことをいいます。はつり処理の次に行われるのが一般的で、床と塗料の接着性を高めることを目的としています。


◆研磨処理

研磨処理とは、ポリッシャーなどの機器を使用して床面の凹凸を研磨し、滑らかに整える作業のことをいいます。下地処理の工程の最後に行われるのが一般的で、床と塗料の密着性を高めることを目的としています。


◆工場床塗装において下地処理が重要な理由

工場の床塗装で下地処理がとくに重要とされているのは、下地処理を適切に行うことで、床塗装を長寿命化させられるというのが大きな理由です。下処理が適切に行われた床は、塗料の接着性や密着性が高く、塗装が剥離しにくくなります。


下処理が不適切な状態で床塗装をしても、塗装から1ヶ月程度で剥離してしまう恐れがあります。工場の床塗装を依頼する際には、下処理について業者に確認するとよいでしょう。


また、株式会社テンマでは、下記のブログ記事の通り「下地処理」にも徹底的にこだわり「最高品質の床」を提供していくことに尽力しております。


参考記事はコチラ:塗床工事の品質は下地処理で決まる!テンマは丁寧な下地処理にこだわります。


参照:施工事例「下地処理工事」より


「テンマ」なら場所や状態に合わせた最適な施工で床を補強、修復いたします。


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■株式会社テンマは丁寧な現地調査により適切な施工、材料の選定でご希望を叶えます。



株式会社テンマは、昭和52年の創業から45年、2,500件以上の豊富な施工実績を誇ります。工場の塗床工事は、ぜひ安心して弊社におまかせください。弊社はこれまでの経験から、工場の環境に合わせた床材の選定や正確な施工が可能です。


床の劣化や不具合でお困りの際も、ぜひお気軽にご相談ください。


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